昨季26年ぶり日本一に貢献したDeNA守護神の森原康平投手率いる「チーム森原」が、右腕の出身地である広島県福山市内で行っている自主トレを初公開した。
この日の参加者は、ともに昨季自己最多をマークした坂本裕哉投手、中川虎大投手に、自主トレ初参加の日本ハム育成・清宮虎多朗投手。4選手は午前中からウエイトトレーニングなどを精力的にこなし、午後は近隣の球場に移動して「ラン」中心のメニューで汗をかいた。
同自主トレは3年目で初公開となったが、森原は「これも去年のシーズン(日本一)を過ごして注目度が上がったからだし、地元(広島)はカープの知名度が高くても仕方ないけど、いっぱいイベントをして、(ファンの方も)いろいろ来てくれるので応援されているなと思っています」と目を細めた。
参加者全員の目標は「キャリアハイ」と力を込めた守護神。自身も「155キロを出して、奪三振率9・00(昨季は8・90)を超えたい」と目を輝かせた。
昼食は、トレーニングをこなしたジムで記者陣と一緒の「カレーライス」昼食。おかわりも自由で、舌鼓を打った記者の中には2杯目に入る者もいた。
また午後の合計300メートルの「シャトルラン」も記者陣が参加。「せっかくいらしたので」とチーム森原陣営の「おもてなし」がグラウンド上でも続き、走り終えた記者陣にメンバーから拍手が送られる場面もあった。
「訪問者一体型」の自主トレは午後3時過ぎに終了。「ぜひ、いらっしゃるときはランニングシューズとジャージを持ってきて下さい」という笑顔の守護神の声がけに、フラフラの記者陣は大きくうなづきながら翌日の自主トレ取材地へと足を向けた。
(大木 穂高)