中日のドラフト1位・金丸(関大)が、ナゴヤ球場の室内練習場で初めてブルペンに入り、マウンドの傾斜を使って投球練習した。受け手の同2位・吉田(西濃運輸)を立たせたまま、直球主体にカーブやチェンジアップなど約20球を投げた。
「遊び感覚で投げただけです。傾斜での感覚を確かめた。感覚は良かったです」。こう本人は控えめに語ったが、最速154キロを誇る自慢の直球は球威抜群。同じく初めてブルペン入りし、相手を務めた吉田は「球が強いです。出どころから、バン!ドーン!って感じ。えぐい」と独特の言い回しで証言した。
懸念は昨年5月に骨挫傷した腰の状態で、新人合同自主トレは一部別メニューだが、「問題ないです」と金丸。「キャッチボールの球数や距離を伸ばして段階を踏んでやっていく」と徐々にギアを上げていく。