ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が、ドジャースと2度目の面談を14日(日本時間15日)に行うと同日、米スポーツサイト「ジ・アスレチック」が報じた。移籍先を3球団に絞っており、パドレス、ブルージェイズとは本拠地で2度目の面談を済ませている。25歳未満の海外選手との25年度の契約は米東部時間15日午前9時(同15日午後11時)から開始され、令和の怪物の決断の時は近い。
25歳未満の海外選手との25年度の契約が可能となるその前日、ついに大本命が動いた。佐々木サイドは13日に候補から外れた各球団に断りの連絡を入れ、最終候補を3球団に絞っていた。パドレス、ブルージェイズとは既に本拠地へ足を運び、施設を確認して2度目の面談を終えていた。大トリとして14日、ドジャースとの2度目の面談を行うとジ・アスレチックが伝えた。
「前回の代理人事務所での交渉と異なり、選手たちが獲得を手助けするかもしれない。何人かのスターも同席が予定されている」
関係筋の話として、2度目の面談には「スター選手」が同席する可能性も指摘した。昨年12月、ロサンゼルスの代理人事務所で最初の面談を各球団と行った。「全ての面談を同じ場所で行いたい。全てを平等にするために」という佐々木本人の希望で、時間を各球団2時間に制限し、現役選手の同席は不可としていた。ただ、3球団に絞り込んだ末の2度目の面談は、本拠地まで足を運んで行ってきた。同サイトは、佐々木がパドレスの本拠ペトコ・パークを訪れた際には、ダルビッシュ、マチャド、マスグローブら主力選手も姿を現したと伝えた。
ド軍のスター選手が誰かは明らかになっていないが、大谷、山本の日本人コンビや、「MVPトリオ」のベッツとフリーマン、サイ・ヤング賞2度の新加入左腕スネルらが参加した可能性もある。「パドレスがしたように、23年WBCでチームメートだった2人はチームを売り込む魅力になるかもしれない。デーブ・ロバーツ監督は“日本を青くしたい”とも公言している」と同サイトも指摘した。
佐々木のポスティングシステムの交渉期限は45日間で、米東部時間23日午後5時(日本時間24日午前7時)まで。リミットが迫りつつある中で、25歳未満の海外選手との契約が可能となる期間が15日から始まる。獲得希望球団との面談はこれが「最後」とみられ、次はいよいよファイナルアンサー。今週中にも、今オフ最大の争奪戦が決着する。