日本ハム・栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=63)が、都内にある名将・三原脩氏の墓参りをした。12年の日本ハム監督就任時から欠かさない行事。初代球団社長でもある同氏の墓前に花をそなえた。
三原氏は現役、監督、球団社長時代もチームのことだけでなく、球界全体の発展を意識して行動。23年は侍ジャパン監督としてWBC優勝を達成して盛り上げた栗山CBOも野球人口減少が進む現状に「過渡期に来ている」と危機感を募らせる。球界発展を願う気持ちは変わらない。「今まで勝つための戦術を学ばせてもらったが、今後は野球に対してどう接していくのかを考えないといけない。三原さんには“そういう発想を持て”と言われたように感じた」と言葉に力を込めた。(秋村 誠人)