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去就未定の金河成「5月中になるかも」右肩手術で開幕絶望的 韓国メディアは12億円拒否→FAを「誤判」

スポニチアネックス 2025年1月16日 8時53分

 パドレスをFAとなった韓国人メジャーリーガー、金河成(キム・ハソン)内野手(29)が右肩手術により、今季開幕には間に合わない見通しを15日(日本時間16日)、大リーグ公式サイト「MLB.com」が報じた。

 同サイトはMLBネットワークのジョン・モロシ記者の情報として、昨秋に右肩を手術したキム・ハソンが開幕を欠場する見込みで、復帰は「4月ではなく5月中になるかもしれない」とした。

 昨季、パドレスの正遊撃手としてプレーしたキム・ハソンは8月中旬の試合中に一塁走者として帰塁した際に右肩を負傷し、離脱。昨季成績は121試合で打率・233、11本塁打、47打点。その後、右肩手術を受けた。シーズン後に1年800万ドル(約12億円)のオプションを行使できる権利があったが、破棄してFAとなった。

 昨シーズン途中に敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏が代表を務める「ボラスコーポレーション」と契約したが、去就は決まっていない。

 韓国メディア「スポーツ朝鮮」は春季キャンプが迫る中、どの球団とも契約を結んでいないキム・ハソンについて「FA強行は誤判だったか」と見出しを付け、先行きが不透明な現状について報道。

 ボラス氏がドジャースと契約したスネルのように、1~2年の短い契約後に再度、FAとなり大型契約を結ぶ手法を得意と指摘もキム・ハソンの場合は右肩手術で開幕に間に合わない見通しであることから「事情が違う」と記し、最悪前半戦も絶望的な可能性もあるだけに「1年契約自体がその球団にとって大きな冒険だ」とした。

 また、「キム・ハソンとボラス氏が“長期契約をし、(右肩手術から復帰まで)3~4カ月だけ待ってくれれば残った契約期間で価値を証明できる”という計算をしたものとみられる」とも指摘。ただ、「キム・ハソンはドジャース・大谷のように100%信頼できるカードというには無理がある」と言及し「ゴールドグラブを受賞し守備は問題ないが、打撃には疑問符が付いている。そして、その守備も肩の手術をしたとなれば、巨額の長期契約は(球団側にとって)不安が残る」とした。

 同メディアは「大谷は肘の手術で投手を1年休んでも打者としてだけで価値が十分だった。また、投手として復帰後、威力あるボールを投げる確信があったため、ドジャースをはじめ多くの球団がオファーを出した」とした。

 その上で「果たしてキム・ハソンはどんなチームと、どのような条件で契約を結ぶことになるか。時間があまり残っていない」と現状を嘆いた。

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