タレントで実業家の小阪由佳(39)が、16日までに更新された歌手・misono(40)のYouTubeチャンネルにゲスト出演。“洗脳騒動”について語った。
小阪は、18歳の時にグラビアアイドルとしてデビューした直後にミスマガジングランプリを受賞し、一気にブレーク。しかし、下積みもなく突然売れっ子になったことで、プレッシャーのあまり自信を喪失し、2009年に芸能界を引退した。
引退後は、懇意にしていた占い師の言葉を信じ込み、すっかり洗脳された生活を送るように。「芸能人、太ってたらすごい話題になるから太るといいよ」との指示を受け、激太りした上、言われるがまま、無賃で占い師の仕事や家事を手伝った。
そうした過去を乗り越え、23年に約15年ぶりに芸能界に復帰。タレント業の活動を再開し、さらに保育園でのアルバイト経験をいかして自ら保育園を設立。現在は保育園コンサルタントとして活動するほか、メンタルコーチとしてタレント育成にも携わっている。
動画の中でmisonoは、過去にタレント・益若つばさの誕生日お祝い会で小阪と再会したときのことを振り返り、「100人規模のパーティーでかぶりものをして参加してて…何でかぶってるん?って聞いたんだけど、“自分が世間を騒がせているから、私がいるとご迷惑をおかけするから”って言ってた」と回顧。小阪はこの時の心境について「半分は本心だけど、半分は私、洗脳されてたんだけど、その洗脳した人にやらされてた。“お前がいると周りに迷惑がかかるから隠せ”って」と明かした。
misonoは「さらっと“洗脳されてたんだけど”って…」と、突然の告白に衝撃を受けた様子。小阪は「結構忘れてて、その時のことを。人間って防御本能で、本当にきつい時の記憶って忘れるみたいで。私、この時のこと覚えてなくて」と吐露した。
益若のパーティーには、小阪を洗脳していた人もその場にいたといい、misonoは「こわ~」とあ然。「(洗脳は)一瞬?」と問うと、「一瞬ではないと思う。1年くらいは続いてたかな」と明かした。
洗脳されていたとはいえ、かぶりものをかぶって華やかなパーティーに参加したことについては「恥ずかしいと思ってたよ。だから、言えなかった。お祝いしたかったし、恥ずかしいと思ってたし、いろんな感情があった」と振り返った。
misonoは、「“あの時こうだった”って言ってテレビに出る道もあったわけじゃん。それをせずに引退してさ、今の仕事につながったきっかけとかは?」と、テレビからフェードアウトして今の仕事に踏み込んだ経緯を問うと、小阪は「洗脳されてるときに、本当にお金が尽きちゃって。お金ももらわず仕事を手伝わされていたから。生きていくには、お金を稼がなきゃだめじゃない?その時は、死ぬか今すぐ稼ぐか…という決断を迫られてて」と、切迫した状況だったと告白。
そんなときに自分の内面と向き合った結果、「保育園の先生になりたい」という夢を思い出したといい、現在の道へとつながった。この決断をしたのが「24歳のとき」だったといい、misonoは「生きててくれてありがとう」としみじみと伝えていた。