ダイヤモンドバックスと6年総額2億1000万ドル(約328億円)で合意したコービン・バーンズ投手(30)が15日(日本時間16日)、本拠地チェイス・フィールドで入団会見を行った。
バーンズはカリフォルニア州出身だが、2018年にミルウォーキー・ブルワーズに所属していた時、ブルワーズのキャンプ地に近いという理由でアリゾナに移住。彼と家族はこの地域を非常に気に入り、そのまま住み続けたことが、今回ダイヤモンドバックスと契約を決断する要因となった。
「この機会があるかもしれないと聞いて、とても興奮しました。夢のようです。ダイヤモンドバックスから声がかかってから迷うことはありませんでした」とバーンズ。ダイヤモンドバックスは昨シーズン89勝を挙げたが、メッツとのタイブレーカーに敗れ、ポストシーズン進出を逃した。
昨シーズンの開幕時点でのチーム総年俸は約1億4300万ドルで、MLBの中位だった。バーンズ加入で、24年の世界一チーム、ドジャースのほか、パドレス、ジャイアンツといった強豪ぞろいのナ・リーグ西地区で競争力を維持できる。
バーンズは、MLBでもトップクラスの先発ローテーションに加わる。オールスター選出経験のあるザック・ギャレン、メリル・ケリー、エドゥアルド・ロドリゲス、ブランドン・ファットら、すでに成功を収めた投手がそろっている。
バーンズはダイヤモンドバックスが急成長しているチームの一つであると実感している。トーリ・ロブロ監督はスピードを重視し、攻撃的な姿勢で相手チームにプレッシャーをかけてくる。「ダイヤモンドバックスは他とは違うスタイルの野球をしてくる。それがリーグ全体に広がりつつある。ドラフトや育成も上手。チームの一員になれて嬉しいです」と話している。