安住紳一郎アナウンサー(51)がメインキャスターを務めるTBSの朝の情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20)が16日に生放送され、タレント中居正広(52)の女性トラブル騒動を巡るフジテレビの対応などについて取り上げた。
午前5時台のトピックニュースを扱うコーナーで「中居さんトラブル フジが調査」の見出しが並び、杉山真也アナウンサーが「中居正広さんのトラブル報道をめぐり、フジテレビが調査に乗り出しました」と切り出した。
そして、VTRやテロップを交えて、「中居さんと女性のトラブルをめぐっては、一部週刊誌が、きっかけとなった食事会の設定にフジテレビの社員がかかわったと報じていますが、フジテレビは“当該社員は会の設定を含め、一切関与しておりません”と否定するコメントを発表していました。こうした中、フジテレビは昨日、昨年から外部の弁護士を入れて事実確認の調査を進めていることを明らかにしました。フジテレビは“現在もさらにすすめており、今後の調査結果を踏まえ、適切な対応をしてまいります”としています」と報じた。
また、「女性とのトラブルが報じられたこのトラブルをめぐっては、フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスの株式を約7%保有する米国の投資ファンド、ダルトン・インベストメンツが大株主として激怒しているとコメントを発表。第三者委員会を設置し外部の専門家による調査を行うよう求めています」と米投資ファンドの動きも伝えた。
さらに午前6時台に「中居さん報道 フジ株株主『激怒』」の見出しで、安住アナがあらためてフジテレビの対応や米投資ファンドの動き、日本テレビが中居の「ザ!世界仰天ニュース」司会の降板を発表したことを放送し、同7時台には、「ニュース関心度ランキング」3位として「フジHD株主 調査要求」の見出しが並び、再度フジテレビの対応などを報じた。
中居のトラブルについては9日の同番組が民放キー局で初めて報道していた。
中居をめぐっては昨年12月末に女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚。騒動となり、各局が直近のレギュラー番組の休止、差し替えを続々と発表している。
スポニチ本紙の取材では、トラブルは23年6月、中居と女性が2人で食事した後に発生した。女性はそこで「性被害に遭った」と主張する内容を勤務先に報告。その後、中居は代理人を立てて話し合い、慰謝料を含めた8000万~9000万円の示談金を支払って解決している。当時女性は中居の仕事先である会社に勤務していた。