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ソフトバンク 甲斐の人的補償で伊藤優輔を獲得 昨季支配下復帰果たした期待の右腕

スポニチアネックス 2025年1月16日 12時16分

 ソフトバンクは16日、国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償として伊藤優輔投手(28)を獲得すると発表した。

 5年目を迎える伊藤は、1年目の21年に右肘の手術を受け、育成契約となっていたが、昨年7月24日に支配下へ復帰。同30日の阪神戦(甲子園)で、プロ初登板を果たしていた。昨季は1軍で8試合で8回2/3を投げ、1失点。1ホールドをマークし、防御率1・04だった。2軍では40試合に登板し、4勝14セーブ、防御率1・29を記録。阿部監督もオリオールズに移籍した菅野の穴を埋める先発候補の一人として名前を挙げるなど、期待の右腕だった。

 都小山台のエースとして3年春の選抜に出場。中央大、三菱パワーを経て、20年ドラフト4位で巨人に入団した。右肘手術を乗り越えて、1軍登板を果たした昨季を終えた右腕は今季の目標に「1軍定着」を掲げていた。新人王資格も残す28歳は「1年間1軍で投げ続けて、チームの勝ちに1つでも多く貢献できるように頑張りたい」と意気込んでいた。

 ◇伊藤 優輔(いとう・ゆうすけ)1997年(平9)1月14日生まれ、東京都荒川区出身の28歳。親の影響で3歳から野球を始める。尾久八幡中では荒川ウェーブに所属し、3年夏に関東4強。都小山台では3年春にセンバツ出場。中大では1年春からベンチ入り。3度経験した入れ替え戦をいずれも残留に導いた。三菱パワーを経て20年ドラフト4位で巨人入団。1年目に右肘内側側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受け、育成契約。24年7月に支配下復帰を果たしていた。1メートル78、82キロ。右投げ右打ち。

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