24年目のシーズン中に42歳となる西武の中村剛也内野手、栗山巧外野手の球界最年長野手コンビ、さらに炭谷銀仁朗捕手(37)が16日、所沢市の球団施設で合同自主トレを公開した。3人そろっての自主トレは意外にも初めて。中村は「よかったと思います」と笑顔で切り出せば、栗山も「たまたま3人でやったので…。シーズン中も3人でお立ち台に上がることがあってもいいかなと思います」とトリオでの“競演”を思い描いていた。
通算500本塁打まで残り22本としている中村は、通算2148安打を誇る僚友・栗山について「若いときから切磋琢磨(せっさたくま)しながらやってきたし、その関係は変わらない」とチームを引っ張ってきた存在感を改めて強調。栗山も「どこかしら刺激を受けているじゃないか」と明かした。
昨季、中村は本塁打は4年ぶりの1桁となる7発で打率・191と低迷。栗山も60試合で打率・226と不振にあえいだ。チームは最下位にあえいだが、3人とも今季の目標を08年以来の日本一に導きたいと逆襲を目指すつもりだ。
「パ・リーグで優勝して、日本シリーズに出て勝ちたい思いは強い」と栗山。昨季は4月中旬から6月初旬までファーム調整を余儀なくされたとあり。個人的には「ケガなく、しっかり開幕から戦力になれるように」と意気込んでいた。