フリーアナウンサー・笠井信輔(61)が16日、元テレビ朝日社員の玉川徹氏(61)がパーソナリティーを務める、TOKYO FM「ラジオのタマカワ」(木曜前11・30)にゲストとして生出演。タレントの中居正広の女性トラブル騒動をめぐる“古巣”フジテレビの番組対応について言及した。
玉川氏に、この問題のフジテレビの対応について聞かれた笠井氏は、生放送だとし「今、マネジャーも凄いドキドキしていると思う」と言いつつ、「でも小倉(智昭)さんでも聞きますよ。小倉さんだったらはっきり言って“この話題はやらなきゃダメだ”って言ってコメントしていたはずですよ」と指摘。かつてフジテレビの朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」で共演し、昨年12月に亡くなった小倉智昭氏に触れて、自分の思いを率直に語った。
この日午前の民放各局の情報番組では、米投資ファンドとその関連会社が14日、フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスに対し、外部専門家による第三者委員会の調査などを求める書簡を送付したことなどを伝えたが、フジテレビの情報番組「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)はともにこの件について触れることはなかった。
中居をめぐっては昨年12月末に女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚。騒動となり、各局がレギュラー番組の休止、出演見合わせ、差し替えを続々と発表している。フジテレビ社員がトラブルに関わったとも報じられている。
中居は報道を受け、今月9日に公式サイトで「お詫び」と題して声明を公表。「トラブルがあったことは事実」と認め、「このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」と一部報道を否定。「なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動においても支障なく続けられることになりました」と記していた。
スポニチ本紙の取材では、トラブルは23年6月、中居と女性が2人で食事した後に発生した。女性はそこで「性被害に遭った」と主張する内容を勤務先に報告。その後、中居は代理人を立てて話し合い、慰謝料を含めた8000万~9000万円の示談金を支払って解決している。当時女性は中居の仕事先である会社に勤務していた。