Infoseek 楽天

殿堂入りイチロー氏の記録で見る凄さ 生涯打率4000打数へ残り381打席全て凡退でも驚異の打率

スポニチアネックス 2025年1月16日 16時30分

 イチローがオリックスで残した通算成績は3619打数1278安打の打率・353。通算3000打数以上の484人の中ではローズ(横浜=・325)を大きく上回ってトップに立つ。ただ、NPBの生涯打率の基準は4000打数以上のため、381打数足りないイチローはランキング入りしていない。

 規定打席未満でも不足分を加算して首位打者と認定される規定があり、同じように不足分を全て凡退として計算すると打率・3195(4000打数1278安打)。歴代最高打率のリー(ロ=・3200)とはわずか5毛差の2位に相当する高打率で、小数点3位までの四捨五入で表すと“同じ”・320となるから驚きだ。

 NPB9年間のうち94~00年にプロ野球記録となる7年連続首位打者を達成し、キャリア7度の首位打者も張本勲(日)と並んで最多。00年には現在もパ最高として残るシーズン打率・387を記録した。

 94年には当時のプロ野球では初めてシーズン200安打の壁を破る210安打を放った。現在は歴代3位で、シーズン200安打の達成者は6人(7度)になった一方、以降の達成者は全て143試合以上のシーズン。130試合シーズンでの大台超えはイチローだけで、色あせることのない偉業と言える。(記録課・志賀 喜幸)

この記事の関連ニュース