女優の原菜乃華(21)がアニメ映画「不思議の国でアリスと ―Dive in Wonderland―」(8月29日公開)で主人公の声優を務める。名作「不思議の国のアリス」を日本で初めて劇場アニメ化。原は「登場人物達の言葉の全てが、自分に掛けられたかのように感じる不思議な魅力のある作品です」とアピールした。
原は22年に公開された新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締まり」で主人公の声優を担当し、注目を浴びた。原は再び声優を務めることについて「またアニメーションの声優のお話をいただけるとは思ってもいなかったので、とてもうれしかったです」と喜んだ。制作陣は起用理由を「コミカルからシリアスまで演じられる演技力がありながら、身近に感じられる等身大な魅力もある原さんに主人公を演じていただきたいと思った」と説明した。
原は「アフレコ自体久しぶりだったので大変緊張しましたが、大好きなアニメの現場に携われる喜びが大きく、ずっとマイク前に立っていたいと思うほど楽しいアフレコ期間でした」と振り返った。
今作は主人公である現代の女の子・りせが、ワンダーランドに迷い込みアリスと出会うことから物語が始まっていく。主人公について「私含めたくさんの方が共感できるキャラクター」と紹介。「うっとりするほど美しい不思議の国の映像にいやされながらも、はっとさせられる気づきをくれる、子供から大人まで、たくさんの方の心に届く作品になっている」と作品の魅力を語った。
アリス役は子役のマイカ ピュ(10)が演じる。「アリスは元気で明るい性格で演じる時は、場面によって力の入れ方や声の大きさなどいろいろな表現をしました。この映画は家族、友達みんなで見てもらいたいと思います」と呼びかけた。