昨季の悔しさを胸に、雪道を駆けた。阪神・門別が北海道に帰省中、「雪上トレ」で下半身強化に努めていたことを明かした。
「凍っている道もあって、注意しながら走った。より疲れたので、それはそれで良かったかなと思う」。故郷の日高町に滞在していた約1カ月間は毎日、雪を踏み鳴らしながら5キロのランニング。さらに、実家裏にある坂道を10本、駆け上がった。この日は鳴尾浜でポール間走を計8本。体の軽さを実感した。
「北海道で結構走ったので、(足が)動くなと思った。(走り込みは)自分にとってすごく大事」。今年こそ達成したい目標がある。「まずプロ初勝利。でも、今年は絶対5勝以上挙げたいので、そこを目指してやりたい」。銀世界で鍛えた体を携え、未勝利に終わった昨年の雪辱を果たす。(松本 航亮)