DeNA・山本が26年WBCの侍ジャパン正捕手に名乗りを上げた。「今年はリーグ優勝が目標。そして、圧倒的な成績を残してしっかりやれば、日の丸を背負える時が来ると思う」。尊敬する阪神・梅野に師事した過去4年間と違い、先輩の佐野が主導する岡山県倉敷市内の「チーム佐野」の自主トレに知野と参加。「梅野さんから自立する」と自覚を強めた。
昨季は自己最多108試合に出場した一方、9月15日の広島戦で右尺骨骨折。26年ぶり日本一を達成したポストシーズンに出場できなかった。気温6度の中で打撃練習やキャッチボールに励み「(骨折箇所は)いい感じ。ほぼゼロに近い状態の違和感なしでやれている」と声を弾ませた。(大木 穂高)
≪佐野 懐かしの倉敷で誓う「開幕スタメン」≫国内FA権を行使せず3年契約を結んだ9年目の佐野は出身地・倉敷での自主トレを「近くのバッティングセンターも行っていたし(練習場所周辺を)小さい頃からウロウロしていた」と懐かしんだ。昨オフまでは松田宣浩氏(本紙評論家)の「熱男塾」に参加。今回「チーム佐野」を結成し、「開幕スタメンをつかみにいかないと」と拳を握った。