ブルワーズは球団専属アナウンサーで「ミスター・ベースボール」と呼ばれたボブ・ウェッカー氏が16日朝に90歳で死去したと発表した。23年初頭から小細胞肺がんを患い闘病生活を送っていたという。
同氏の家族は「この困難に直面しても、彼は常に人生への情熱を持ち、決して精神を揺るがすことはなかった」とコメントを寄せ、大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは「ボブは本物の人物だった。どこにいても常に最も面白い人物であり、常に我々の国民的娯楽の傑出した大使だった」と声明を出して故人を悼んだ。
ウェッカー氏は捕手としてブレーブス、カージナルス、フィリーズで計6年プレーし、その後、ブルワーズの球団専属実況アナウンサーに転身し、50年以上もファンを魅了し続けた。実況アナウンサーのハリー・ドイル役として、映画「メジャーリーグ」シリーズに出演していることでも知られている。