カブスの主砲カイル・タッカー外野手(27)が年俸1650万ドル(約25・6億円)の1年契約で合意し、調停を回避した。16日(日本時間17日)、大リーグ公式サイトが報じた。
カブスは昨年12月13日にタッカーをアストロズからトレードで獲得。調停権を持つタッカーに対し、先週、カブスは2025年の年俸について1500万ドルを提示、一方のタッカーは1750万ドルの希望額を出していた。両者は2月の調停の公聴会に持ち込むことなく中間の1650万ドルで合意した。
過去35年間で、カブスが調停資格を持つ選手と公聴会に至ったのは4回。最後に選手が勝利したのは2021年のイアン・ハップだった。タッカーは過去4年間で打率・280、出塁率・362、長打率・527、112本塁打、115二塁打、360打点、307得点、248四球、80盗塁と素晴らしい成績。オールスター選出3回、ゴールドグラブ賞(2022年)受賞、アメリカン・リーグMVP投票5位(2023年)などの実績もある。
現時点で、タッカーはカブスの右翼手としてプレーする予定。同じポジションを守る鈴木誠也は指名打者としても起用される。 タッカーの隣には好守の中堅手ピート・クロウアームストロングがおり、左翼手には3度のゴールドグラブ賞を受賞したハップが控えている。
カブスは4年ぶりのプレーオフ進出を目指しており、アストロズで、64試合のプレーオフ経験、3度のワールドシリーズ出場のタッカーが牽引する。