お笑いコンビ「メイプル超合金」カズレーザー（40）が17日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。トランプ次期米大統領に関連した映画の話題の中で、同日に同局の港浩一社長らが記者会見を行うことに言及した。
番組では、「トランプ次期大統領が上映阻止に動いた“問題作”」と題し、きょうから日本で公開される映画「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」（監督アリ・アッバシ、脚本ガブリエル・シャーマン＝ジャーナリストとしてトランプ氏を20年以上取材）について特集した。
スタジオでは、映画に登場するロイ・コーン弁護士による「トランプを変貌させた勝つための3つのルール」を紹介。1つは「攻撃 攻撃 攻撃」で「自分の敵となるならば行政が相手でも攻撃を仕掛けて勝利しろ」、2つめは「非を絶対認めるな」で「自分の責任を認めず全否定しろ」、3つめは「勝利を主張し続けろ」で「決して負けを認めるな」だとテロップに表示して説明した。
この3つのルールについて、MCの谷原章介が「3つのルールをちゃんとやってくる人って友達になりづらいですよね？」と聞くと、カズレーザーは「そうですね。たまにこういう経営者しばしば見られますけど、それこそ、この映画では、あんまり好ましくない姿としては描かれているじゃないかなあとは」と答えた。谷原の「カズさん個人だったらどう？こういう人、友達とか後輩とか？」という問いには、「自分が攻撃されなけりゃとは思いますけど。好ましくない姿として描かれているじゃないですか。経営者としてどうなんだっていう…これ今日のフジテレビの社長会見はこういうスタンスは取れないですよね？」といきなり“ブッコミ”を入れた。
これに谷原は「そこも注目ですけれども」と応じたが、カズレーザーに「それ、めちゃめちゃふりが効いてますけど。どうすんのかなあと思いますけど」とツッコまれると、谷原は慌てて「これ全然ふりじゃないからね」と否定。別のコメンテーターに話しを振り、トランプ氏の話題にトークを戻していた。
番組では、この映画を紹介する前に、同日に同局の港浩一社長らが記者会見を行うことを伝えていた。テロップに「フジテレビ港社長きょう説明へ 中居正広さんトラブル報道で」と表示され、同局社屋の映像とともに「中居正広さんの女性トラブルなど一連の報道について、フジテレビはきょう港社長らが定例記者会見で説明する方針です」と報告。
続けて「中居さんをめぐっては一部週刊誌などが、女性との間でトラブルが発生し、中居さんが女性に解決金を支払って示談したなどと報道していました。また、女性に対するフジテレビ幹部の対応などの問題も報じられています」とし、「フジテレビが昨年から外部の弁護士を入れて事実確認の調査を行っていて、今後の調査結果を踏まえ、適切な対応をするとしていますが、きょうの定例会見で港社長らが一連の報道について説明する方針です」と伝えた。
フジテレビは中居のトラブルに同局の社員が関わったとの一部報道について、「一切関与しておりません」との否定コメントを発表している。
同局は16日、17日に会見を行うと発表した。報道各社に「定例会見のお知らせ」として伝えた。当初は予定のなかった会見となる。NHKを含めた在京キー局は記者クラブに対して定例で社長会見を行っており、今回は臨時での開催となる。