阪神・前川右京外野手(21)が17日、三重県津市内で自主トレーニングを公開した。午前9時過ぎからティー打撃、フリー打撃、外野ノックなどで軽快に汗を流した。同じ三重県出身の中日・岡林との合同自主トレ。左翼の位置に入り、そろってノックを受けるなど、22年から3年連続ゴールデングラブ賞を獲得した名手から守備の極意を学んでいる。
「グラウンドでやるときは、僕は守備をしっかりやりたい。守備に意識、重点を置いている。本当に今、岡林さんにしっかり聞いて、吸収したい」
昨季は主に右投手先発時に「6番・右翼」を託され、116試合に出場した。だが、終盤に守備固めを出されたり、左投手先発時は井上や野口らにスタメンを譲ったりと、完全固定されるには至らなかった。「1年間1軍にいたのに規定打席にもいかなかった。最後まで出ないと打席数ももらえない。打つだけでは今後厳しいかなと思ったので、打つのは当然として、プラスアルファの守備もしっかり鍛えないといけない」と前川。レギュラー奪取へ、堅守への決意を新たにした。
今オフは同期入団の森木、中川とUSJを訪れた。「良いオフ期間を過ごせた」と笑顔で回想。飛躍の4年目へ英気も養った。