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フジ会見めぐり記者会が声明 加盟社のみ参加「オープンでの開催求めたが…大変残念」

スポニチアネックス 2025年1月17日 16時49分

 在京の一般紙やスポーツ紙、通信社などで構成されるラジオ・テレビ記者会は17日、フジテレビ港浩一社長の社長会見に対して声明を発表した。

 港氏は17日、東京・台場の同局で会見を開催。タレントの中居正広の女性トラブルに言及した。参加媒体は記者会加盟社に限定され、記者会に加盟していないウェブ媒体や週刊誌などは参加できなかった。また、生配信などは行われなかった。閉鎖的な空間での会見に批判の声が上がっていた。

 記者会は「本日17日の定例社長会見に関して、記者会としてはオープンでの開催を求めましたが、フジテレビは通常の定例社長会見であるとして、NHKとキー局以外の参加を認めませんでした」と声明を発表。「記者会として会見開催を優先するため、フジテレビの主張を受け入れる形となったことを大変残念に思います」とした。

 「他の記者クラブでは、時と場合に応じて加盟社以外の週刊誌、ネットメデイアなどの参加を認めています。今後の定例会見では、他のメディアの参加できるように定例社長会見のあり方を検討したいと考えます」と訴えた。

 中居をめぐっては、女性に対して高額な示談金を支払うトラブルがあったことが昨年末に発覚。スポニチ本紙の取材では、トラブルは23年6月、中居と女性が2人で食事した後に発生した。女性はそこで「性被害に遭った」と主張する内容を勤務先に報告。その後、中居は代理人を立てて話し合い、慰謝料を含めた8000万~9000万円の示談金を支払って解決している。一部でこのトラブルに同局社員の関与も報じられていたが、同局は全否定していた。

 また、16日発売の週刊文春では、中居の女性トラブル騒動に関連し、同局の現役女性アナウンサーが同局幹部が設定した中居との会食に参加させられたことがあると告白したことが報じられている。会食には、中居ともう1人別の男性タレントが参加。同局番組のスタッフらが酒や食事の配膳をしていたという。同誌は中居の女性トラブルの背景に、こうした会食の常態化があったと指摘している。

 この幹部について、スポニチ本紙は中居の女性トラブル発覚前の昨年12月13日、フジテレビに質問状を送っている。その中で、被害女性と中居はこの幹部の紹介で出会ったのではないか、この幹部のセッティングで2人が参加した食事会があったのか、といった内容を確認したところ、同局は「ご質問は事実と異なりますので明確に否定させていただきます」との回答だった。ただ、女性アナを同席させて中居ら大物タレントを接待することが文春報道の通り常習化していたのなら、問題となっている中居の女性トラブルも同様の接待を経て起きている可能性があり、今回告白した現役アナが会食を経てから同様の被害に遭う危険性があったことは否定できず、フジの調査と見解が強く求められる状況となっていた。

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