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フジ社長 中居トラブルへの社員関与を改めて否定 昨年発表は「正しい」「かなり核心のところまで調査」

スポニチアネックス 2025年1月17日 16時49分

 フジテレビの港浩一社長は17日、東京・台場の同局で会見を行い、タレントの中居正広の女性トラブル騒動に関して言及。社員のトラブルへの関与を改めて否定した。

 報道は中居が、高額な示談金で女性とのトラブルを解決していた問題について。このトラブルにフジテレビ社員がかかわったとの報道だった。フジテレビは先月27日、同社公式サイトで「一部週刊誌等における弊社社員に関する報道について」とのコメントを発表。「内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と関与を全面的に否定した。

 この根拠について、「当該社員の聞き取りの他、通信履歴。全部を申しますと調査委員会の調査に支障が出るのでは申し上げられないんですが、そうしたものもろもろを調べました。その結果、ホームページに掲載したものが正しい。記事自体が事実でないことを否定するといういうことで、弊社の見解をお伝えしたということになります」と説明した。

 「その問題についてはかなり核心のところまで調査しています」とコメント。今後について、「詳細は調査委員会に全部資料を出して、ホームページの記載自体が正しかったかどうかというのを判断していただく」とした。

 「核心部分まで調査した結果、12月の時点であのコメントを出されたということですね?」と聞かれると、「核心部分かどうかは主観が入ってしまいますので、全て調査委員会の方に出して判断していただきたいと思っています」と述べた。

 中居をめぐっては、女性に対して高額な示談金を支払うトラブルがあったことが昨年末に発覚。スポニチ本紙の取材では、トラブルは23年6月、中居と女性が2人で食事した後に発生した。女性はそこで「性被害に遭った」と主張する内容を勤務先に報告。その後、中居は代理人を立てて話し合い、慰謝料を含めた8000万~9000万円の示談金を支払って解決している。一部でこのトラブルに同局社員の関与も報じられていたが、同局は全否定していた。

 また、16日発売の週刊文春では、中居の女性トラブル騒動に関連し、同局の現役女性アナウンサーが同局幹部が設定した中居との会食に参加させられたことがあると告白したことが報じられている。会食には、中居ともう1人別の男性タレントが参加。同局番組のスタッフらが酒や食事の配膳をしていたという。同誌は中居の女性トラブルの背景に、こうした会食の常態化があったと指摘している。

 この幹部について、スポニチ本紙は中居の女性トラブル発覚前の昨年12月13日、フジテレビに質問状を送っている。その中で、被害女性と中居はこの幹部の紹介で出会ったのではないか、この幹部のセッティングで2人が参加した食事会があったのか、といった内容を確認したところ、同局は「ご質問は事実と異なりますので明確に否定させていただきます」との回答だった。ただ、女性アナを同席させて中居ら大物タレントを接待することが文春報道の通り常習化していたのなら、問題となっている中居の女性トラブルも同様の接待を経て起きている可能性があり、今回告白した現役アナが会食を経てから同様の被害に遭う危険性があったことは否定できず、フジの調査と見解が強く求められる状況となっていた。

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