阪神の掛布雅之OB会長(69)が17日、神戸市長田区の大正筋商店街で行われた復興イベント「ONE HEART」に歌手の南野陽子、阪神OB井川慶らとともに参加した。
「あれから30年経ったが、震災のことは風化させてはいけない」と前日16日に野球殿堂入りが決まり、東京での通知式に参加したばかりの掛布氏は、「1・17」を決して忘れることなく神戸に足を運んだ。
30年前も被災地の窮状を知り、お好み焼きの屋台を持ちこんで炊き出しを行ったという掛布氏は「30年は節目かもしれないけど、まだ復興は終わっていない。能登を含めた被災地のお手本に神戸がなるように、心の笑顔を取り戻せるように活動したい」と継続の必要性を強調していた。