近鉄などでNPB通算2267試合に出場し、404本塁打を誇る中村紀洋氏(51)が17日、自身のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」を更新。星野仙一さんとの不仲説について語った。
中村氏は2002年7月にFA権を取得。シーズン中から去就が注目され、報道陣から取材攻勢にあっており「パパラッチが凄くて。どこに行ってもバイクに乗っている人が(後ろに)付くんですよ。で、(目的地に)行ったらマスコミがいますからね。一番厄介だったのが家です」と振り返った。
住宅街で近隣の住民が帰宅すると、「カメラマンが無造作にフラッシュたいて。“あっ、違った”って」と説明。近隣住民にこれ以上迷惑をかけられないため「そこにいられなくなりましたから。申し訳なくて」と引っ越しすることになったという。そこで頼ったのが当時阪神で監督を務めていた星野さんだった。「星野さんにお願いして、住んでいるところが一戸空いてたのでそこを紹介してもらった」とプライベートで接点があったことを明かした。
しかし、その後のFA交渉を巡って週刊誌報道が過熱。中村氏が阪神の好条件を引き合いに他球団の条件をつり上げ、その態度に星野さんが激怒したなどを報じられた。「それも叩かれましたからね。世間では星野さんと仲が悪いとなっていたんですね、当時。だから星野さんのお別れ会も行けなかったんですよ。行きたかったんですけど、行ったら行ったでマスコミがワーってなるじゃないですか。それは自粛した」と話した。