ドイツ公共放送プロデューサーのマライ・メントライン氏が、17日放送のTOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)に生出演。この日行われたフジテレビの港浩一社長の会見に、ラジオ・テレビ記者会の加盟社のみが参加したことついて私見を述べた。
港氏は17日、東京・台場の同局で会見を開き、タレントの中居正広の女性トラブルへの社員関与疑惑について言及した。参加媒体は記者会加盟社に限定され、記者会に加盟していないウェブ媒体や週刊誌などは参加できなかった。また、生配信などは行われなかった。閉鎖的な空間での会見に批判の声が上がっていた。
記者会に加盟していないTOKYO MXは、会見に参加することができなかった。日本在住で現在は独テレビ東京支局プロデューサーを務めているマライ氏は「ドイツでも結局メディアはオワコンとかマスゴミとかって言われてるんですよ。日本と全く同じなんです。それは責任もあるでしょうし、だからこそよりオープンにクリアにメッセージを発信しないといけないのに、今回のこの会見って何なんですか?っていう。凄い疑問に思うんですよ」と発言。
元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏の「記者クラブの加盟社で、中に入った人たちにもボイコットして欲しかった。“そんなんだったら我々も聞きませんよ”って」という意見に共感を示しつつ、実際のメディアによるボイコットについては「しないんですよね。ドイツも結局しないんですよね。その情報は欲しいよねっていう」と推察していた。