メッツ傘下3Aからフリーエージェント(FA)となっている藤浪晋太郎投手(30)が17日(日本時間18日)、マリナーズとマイナー契約で合意した。大リーグ専門局MLBネットワークのジョン・モロシ記者がSNSで報じた。春季キャンプには招待選手として参加する。
メッツと年俸335万ドル(約5億250万円)で1年契約を結んで臨んだ24年シーズンは、右肩の張りなどもあってメジャー登板なしに終わった。マイナーでは主に中継ぎで33試合に登板し1勝2敗、1セーブ、7ホールド、防御率5.94だった。
その悔しさを晴らすべく、25年シーズンも「基本はそうです」と米国でのプレー続行を希望。昨年11月からはスカウトへのアピールを期し、プエルトリコのウインターリーグにも参戦した。同リーグでは全試合先発として6試合に登板し、0勝1敗、防御率3・05。20回2/3を投げて24奪三振、奪三振率10・45と持ち味を誇示し、12月中旬に帰国。1月5日に母校の大阪桐蔭高で自主トレを行った。
藤浪の代理人を務めるスコット・ボラス氏は、ウインターミーティング参加中だった昨年12月11日(日本時間12日)に取材対応した際に「リリーフ投手のマーケットは先発投手のマーケットの後に動く。(複数)チームから問い合わせは受けており、これから(話し合いを)進めていく。時間はかかる」などと見通しを立てていた。