阪神・茨木が“日本縦断トレーニング”から1軍での飛躍を目指す。
「(移動は)大変じゃないです。移動中はずっと寝ていました」
12月上旬からあいさつも兼ねて各地を行脚した。まず知人へ会いに大阪から東京へ向かうとそのまま母校・帝京長岡へ。その間も都内のジムや高校で欠かさず練習を行い、中旬からは地元・北海道へ帰省。年末年始も同郷・門別と屋内の練習施設や雪上でのランニングで汗を流した。
今月中旬には一度、荷造りのため大阪へ戻り現在は沖縄で小幡らと自主トレ中。「フォーム固め、体づくりがテーマ。徐々に上げていければ」。東京から新潟への陸路以外は全て空路で移動。キャンプ直前の沖縄入りまで含めれば12、1月の移動距離の合計は約6800キロに及ぶ。
「今年の気持ちは過去と全然違う。5勝以上を目指したい」。沖縄では調整が遅れた昨年の反省を踏まえ複数回のブルペン入りを予定。昨年の秋季キャンプでは藤川監督から「素晴らしい球を投げている」と絶賛された高卒3年目の20歳が今年は素質を開花させる。
(石崎 祥平)