ヤクルト・高橋が「脱力投法」で初の2桁勝利を目指す。都内での自主トレでブルペンに入り、立った捕手へ10球投げた。傾斜を使う投球は今年2度目で「フォーム重視。今は体をしっかりつくるという感じ」と説明した。
目指すのは「力感がなく球速を上げる」という新フォームの習得だ。昨季終盤に力みを抑えたところ、制球が向上する一方で平均球速は2~3キロ下がった。
昨季パ・リーグ奪三振王の西武・今井が、YouTubeの動画で力感なく投げる利点を語っており「タイプ的に似ていると思う。自分にも合うと思うので試してみたい」と参考にしている。
≪中村悠「財産」再び世界一へ≫再び“世界一の捕手”を目指す。侍ジャパンの一員として23年WBCで世界一奪還に貢献した中村悠は「WBCは何にも代えられない思い出、財産になっている。日の丸を背負って世界の舞台で戦うのは名誉なこと。シーズンで成績を残して選ばれたい」と、次回26年大会への出場に意欲。前回大会では米国との決勝でマスクをかぶり、最後の歓喜の瞬間に大谷(当時エンゼルス、現ドジャース)と交わした抱擁は名場面で「(26年も)抱きつきにいきたい」と青写真を描いた。