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日本ハム・今川「ジャッジ打法」で3年ぶりの開幕スタメン目指す

スポニチアネックス 2025年1月18日 6時4分

 プロ5年目を迎える日本ハムの今川優馬外野手(27)が「ジャッジ打法」で3年ぶりの開幕スタメンを狙う。今月上旬に米セントルイスで自主トレを行い、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)の打撃コーチを務めるリチャード・シュンク氏に弟子入り。メジャー通算315本塁打を誇るMLB最強打者も実践する練習法を取り入れ、勝負のシーズンへ挑む。

 自主トレ費用は約100万円。昨オフに結婚し、2年連続減俸の今川にとっては決して安くはない金額だが、米国での武者修行はそれ以上の価値があった。その一つが、MLB最強打者であるジャッジの打撃コーチを務めるシュンク氏の直接指導だった。

 「まず率直に行って良かったなと。たくさんお金はかかりましたけど、その何倍も価値がありました」

 本場仕込みの打撃論を学んだ。ピッチングマシンを3~4メートルほどの超至近距離に設置し、「体感100マイル」の速球を打つ練習を繰り返した。少しでもタイミングが遅れればバットに当たらず「最初は空振りばっかりだった」と振り返るが、強制的にタイミングを早く取ることで始動までの動きが簡略化された。

 これまでも、新庄監督から「もっとタイミングを早く取りなさい」と指摘されてきたという。今川は「タイミングの取り方を変えるのは凄く難しかった」と振り返る。しかし、シュンク氏の指導もあり「そこがクリアになり、ボールも長く見られるようになった。逆方向への打球も増えた」と、大きな手応えを口にした。

 東海大北海道4年時、米マイアミで開催されたアマチュア選手のホームランダービーに参加。当時、知り合った代理人のブルース平野氏の紹介で夢のレッスンが実現した。当初は迷いもあったが、妻に相談した際には快く背中を押してくれたという。「投資した分を回収できるように、教わってきたことを信じてやり続けるだけ」。今川が「ジャッジ打法」で3年ぶりの開幕スタメンを切り開く。(清藤 駿太)

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