ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を狙う佐々木朗希投手(23)争奪戦で、最有力のドジャースとともに最終候補に残っているブルージェイズが、獲得資金増額のためにトレードに成功したと大リーグ公式サイトが17日(日本時間18日)に報じた。
ブルージェイズはガーディアンズとのトレードでマイルズ・ストロー外野手と国際ボーナスプール200万ドル(約3億1200万円)をトレード。大リーグ公式サイトは「ブルージェイズは、626万1600ドルのプールを持っており、これはドジャースの514万6200ドルを100万ドル以上上回っている。ブルージェイズは、このプールに資金を追加することで、佐々木獲得レースでさらに上位に食い込むことを目指している」と伝えた。
ブルージェイズは昨オフ、大谷翔平の獲得に乗り出すも獲得に失敗。「ブルージェイズは、大谷翔平獲得レースでドジャースに敗れた苦い経験を知っている。しかし、組織は同じ過ちを繰り返さないために、あらゆる努力を払っていることは明らか」と大谷をドジャースに奪われた経緯も伝えた。
佐々木は、MLBドラフトの対象となる米国、カナダ、メキシコ以外のアマチュア選手獲得に関する「25歳ルール」に該当する選手で、国際選手はマイナー契約しか結ぶことができない。契約期間は例年1月15日から12月15日まで。各球団は割り当てられたボーナスプールの中で、複数の選手と契約を結ぶ。交渉期限は米東部時間23日午後5時(同24日午前7時)までとなっており、今後の動向に注目が集まる。