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マンUのレジェンド、デニス・ローさん死去 84歳 チャールトン、ベストと60年代に黄金期築く

スポニチアネックス 2025年1月18日 7時57分

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは17日(日本時間18日)、1960年代にボビー・チャールトンやジョージ・ベストとともにクラブの黄金期を築いた元スコットランド代表FW、デニス・ローさんが亡くなったと発表した。84歳だった。2021年に認知症と診断されたことを明かしていた。

 クラブは「マンチェスター・ユナイテッドの全員が“ストレトフォード・エンドのキング”、デニス・ローの死を悼んでいます。彼はクラブの最も偉大で愛された選手の一人としてずっと称賛されるでしょう。究極のゴールスコアラーであり、彼の才能、精神、そしてゲームへの愛情が彼を世代の英雄にしました」と声明を発表した。

 アバディーン出身のローさんは1956年に15歳で2部ハダーズフィールドと契約を結び、60年にマンチェスター・シティー、61年にトリノ(イタリア)でプレーしたあと、62年に当時の英国最高記録の11万5000ポンドでマンUへ加入した。73年までの計404試合でクラブ歴代3位の237ゴールを記録し、65年と67年のリーグ優勝、63年のFA杯制覇、68年の欧州カップ(現欧州CL)制覇に貢献。“キング”と呼ばれ、63年シーズンにはクラブ歴代最多のシーズン46得点を記録。64年にはスコットランド出身選手唯一のバロンドールを受賞した。

 58年に18歳でデビューしたスコットランド代表では、通差55試合で歴代最多の30得点をマーク。74年のW杯西ドイツ大会に出場した。マンチェスター・シティーに所属していたこの年限りで現役を引退し、その後は解説者を務めながら慈善活動にも力を入れた。2002年にイングランドの殿堂入りを果たし、16年には大英帝国勲章(CBE)を授与された。

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