ロッテからポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)が17日(日本時間18日)、自身のインスタグラムを更新。ドジャースとマイナー契約を結んだと投稿した。
佐々木は自身のインスタグラムにドジャースタジアムの座席にドジャースの帽子を置いた写真を投稿。メッセージで「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました。とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります。入団会見では、ここまで支えて頂いた全ての皆様に感謝しながら、ドジャースのユニフォームに袖を通したいと思います」とつづった。
複数の米メディアは、佐々木の契約金は650万ドル(約10億1400万円)と報道。契約や年俸情報に詳しい米サイト「スポトラック」によると、当初ドジャースは514万ドルのボーナスプールだったが、フィリーズとのトレードで外野手有望株のディラン・キャンベルを放出して136万ドル(約2億1216万円)資金を増額したと伝えた。
佐々木は契約金や年俸などの総額が制限され、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象。同契約の譲渡金は契約金の25%となっているため、旧所属のロッテに支払われる譲渡金は162万5000ドル(約2億5350万円)となる。
ドジャースとともに最終候補に残っていたブルージェイズの地元紙「トロント・サン」は、昨オフに大谷を逃したことを引き合いに「ブルージェイズのフロントオフィス、空振り(また)。日本の投手、佐々木朗希の獲得に失敗」と皮肉たっぷりな見出しで報道。「ついに大物選手の獲得というゴールにたどり着けるのではないかと期待していた」としつつ「残念ながら、ブルージェイズのファンにとってはその結末はあまりにもおなじみだ。またしても痛恨のミスだ。これはブルージェイズにとって、あまりにもおなじみの取引上の損失だ。彼らはロースターを強化するために大きく前進しようとしているが、依然として足踏み状態にある」などとつづり、最終候補に残りながらまたしても大物を逃した悔しさをにじませた。
佐々木争奪戦で最終候補にも残れなかった名門ヤンキースの動向やニュースを報じているSNSアカウント「ザ・ヤンキーリポート」は、この日かつてヤンキースでエースを務めた田中将大(現巨人)の吠える写真を公式インスタグラムに投稿。メッセージで「永遠に私の日本のエース」とつづった。また、佐々木のドジャース入りを報告するインスタグラム投稿にも「うわー、なんてショックだ!」と書き込んだ。
ヤンキースは近年、大谷翔平、山本由伸、佐々木と日本のスター選手の獲得を目指すも次々に入団を断られている。これに関連するかは不明だが、佐々木のドジャース入りが決まった日に強がり?を見せた形となった。