楽天の新人選手が18日、11年の東日本大震災で被災した宮城県南三陸町を訪問。震災遺構となっている旧防災対策庁舎などを見学し、献花台に花を手向けた。
ドラフト1位の宗山塁内野手(21)が取材に対応し「当時の状況や実際に被害に遭われた方の話を聞くことのは初めてだった。凄く強く印象にも残りましたし、今の自分たちの状況が当たり前じゃないなと改めて強く感じました」と語った。
当時は小学生で、地元の広島県で生活しており、少年野球の練習に行った際に震災のニュースを耳にしたという。楽天は星野仙一監督のもと、被災から2年後の13年に球団創設初のリーグ優勝と日本一を達成。
宗山は「広島で見ていて、東北の方々は凄い勇気をもらったんじゃないかなと思いました。被災された方々が自分たちのプレーを見ておられるのを考えると、もっともっと頑張らないといけないし、勝つ姿、優勝する姿を見ていただきたいなと強く感じました」と思いを新たにした。