バスケットボールのBリーグは18日、米プロリーグのNBAと戦略的提携の基本合意を結び、千葉県船橋市で会見を行った。NBAがリーグ間で戦略的提携を結ぶのは世界初。Bリーグの島田慎二チェアマンは「NBAと一緒に選手強化、ビジネス面での成長を加速したい」と語った。
協力分野は（1）エリート選手育成（2）共同プロモーション（3）物販＆ライセンス事業。目玉としては、選手強化としてBリーグから若手を中心に12人のチームを編成し、オフシーズンにNBAチームとの招待試合へ派遣する。早ければ今年からプランは実現する。夢のNBA入りへとつながる機会創出となる。
BリーグからNBAグリズリーズに加入した河村勇輝も「Bリーグに育てていただいた一人の選手として大変うれしく思います」とコメントを寄せ「多くの未来ある選手たちがNBAという舞台を目指せる環境が整うことに心からワクワクしている」「これからプロを目指す選手やBリーグで日々努力を重ねる選手にとってこの提携が大きな希望や目標となることを信じている」などとした。
Bリーグは2030年までにNBA選手を5人輩出するという目標を掲げている。島田チェアマンは「河村選手のようなスカウトの目に留まるような選手が出てきてほしい」と語った。