宝塚歌劇団星組トップスター・礼真琴(れい・まこと)の日本武道館コンサート「ANTHEM-アンセム-」が18日に開幕した。
トップスターが日本武道館でコンサートを行うのは、元花組トップ・真矢みき(現ミキ)、元星組トップ・柚希礼音(ゆずき・れおん)に続き3人目。
映像やレーザー光線を駆使したド派手なオープニングの中、ゴールドの衣装を身にまとった礼が登場。星組選抜メンバーとともに激しいダンスを届けると、満員のファン8500人が大喜び。外の寒さを吹き飛ばすような熱気に包まれた。
宝塚ナンバーだけでなく、JPOPなども披露。持ち前の歌唱力とダンスで礼にしか表現できない圧巻のライブパフォーマンスで観客を魅了。また、回替わりの歌や客席をトロッコでまわるなど通常の公演では見られない演出も。
「伝えたいメッセージや思いのたけを込めました。もう一歩踏み出したい、勇気を出したい時に背中を押してほしいというような気持ちになっていただけたら」と自身もプロジェクトに参加した楽曲「souls」も歌うなど礼の魅力を余すところなく詰め込んだ。
礼は8月に卒業が決まっているが、卒業が決まった今だからこそ武道館で歌いたかったという「星を継ぐ者」を心を込めて披露した。
21日まで。19日18時半と20日19時公演は、全国の映画館でライブ中継、「タカラヅカ・オン・デマンド」でライブ配信される。