◇リーグワン2部第4節 大阪38―19江東(2025年1月18日 ヤンマースタジアム長居)
ラグビーリーグワン2部は各地で3試合が行われ、大阪は江東を38―19で下し、唯一の開幕4連勝。勝ち点を18に伸ばし、首位をキープした。江東は連敗となり2勝2敗の勝ち点8で4位。
大阪のWTB吉沢太一(33=立正大)が今季初先発に燃えた。見せ場は5点を追う前半26分だ。相手のディフェンスを巧みにかわして同点トライ。「前の3試合で、チームに貢献できていなかったので、できることを100パーセントやろうと思った」。第2節・愛知戦以来となるトライで波に乗った。
同29分には自陣でパスを受けると、力強い走りでぐんぐん加速しビッグゲイン。最後はFLギブソンにパスし、貴重なトライを演出した。「強みのランニングが通用すると思っていたので、そこで強気に勝負できて良かった」。無傷の開幕4連勝に胸を張った。
7人制日本代表として昨夏はパリ五輪に出場した33歳。「昨年(チームは)嫌な顔をせずに(パリ五輪へ)送り出してくれたので、今年は僕がチームのために恩返しがしたい。これから厳しい試合が続いても、みんなで一つになって戦いたい」と力強かった。(松岡 咲季)
<江東>痛い連敗となった。前半22分にNo・8トロケマイケルのトライで先制したが、その後は攻め込まれる時間帯が続く。前半13分と同16分にPGで得点のチャンスが訪れたが、2本とも決まらなかったことも痛かった。後半に2トライで反撃したが、届かなかった。仁木啓裕監督兼チームディレクターは「連勝しているチームと先週負けたチームの差。チャレンジャーとして一つ一つ勉強したい」と振り返った。No・8白子主将は「ボールロストやペナルティーを重ねるシーンが多く失点につながった」と猛省した。