BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」が17日午後8時から2時間SPで放送され、元広島の前田智徳氏（53）が出演。熊本工から1989年ドラフトで広島に4位指名されたシーンを振り返った。
「BSジャパネクスト」から「BS10」にチャンネルが変わり、放送時間も昨年までの木曜午後10時から月曜午後10時に移動となった同番組。今回は20日のレギュラー放送を前にBS10に移ってから初、新年初放送の特番となった。
その内容は「ドラフト会議SP」で、工藤公康氏（61）、宮本慎也氏（54）、前田氏、岩瀬仁紀氏（50）と全員が名球会入りを果たしているレジェンドたちが集結。現役日本人選手（MLB含む）の中から全部で11人を指名して2025年最強チームを作ることになった。
そのなかで、レジェンドたち自身のドラフト指名についてもそれぞれが回想。最後に話を振られた前田氏は「高校の校長室とかですかね…」と待機していた場所についてまずは触れた。
そして、番組MCの上田まりえ（38）から「高校生の前田さんはどんな感じ…」と振られると、なぜか動揺を見せて「高校生の前田さんは記憶にございません！」と苦笑いまじりにキッパリ。
これに隣席の宮本氏から「（学生服姿とか）そんなちゃんとしてる感じちゃうぞ」とツッコミを入れられると、前田氏は食い気味に「ちゃんとしてました！」と言い返した。
だが、宮本氏のいじりは止まらず。「なんか、ちょっと…悪いぞ？みたいな」（宮本氏）「先輩！お願いします！」（前田氏）と爆笑モードとなった。
それでもなんとか気持ちを立て直した前田氏。「行くかどうかは最後まで悩みました」とも明かした。
そして入団が決まり、広島で行われた新入団会見では報道陣から「目標とする選手は誰ですか？」との質問が。
「僕は、本当は巨人の吉村（禎章）さんが凄くファンで。だけど、広島一色なんで広島の選手言わんと絶対これヤバいわ…と思って。どうしようかな…と。誰がいたっけな…ってずっと、ずーっと沈黙して。“アイツなんもしゃべれんわ”ってなって。終わりました」とまさかの無言フィニッシュとなった。
番組MCを務めるお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右（56）から笑いながら「結果、そこから“寡黙な男”というキャラクターが…」と言われると、前田氏は「その責任を取ってます、今！」と引退後、各段に増えたトーク量を説明して笑わせた。
「結果、広島に入って良かったなという思いは今あるでしょ？当然」という岡田の問いには、謎に2秒沈黙したあとで「そうですね！」と笑顔。
岡田に「やめてもう！そんな変な小ボケ覚えんでよろしい！広島ひっくり返ってるでホンマに！」とツッコミを入れられると、今度は「アキレス腱切ったりとかしてありがとうございます」と謎の返しを口にし、宮本氏は「アキレス腱切ってありがとうございます？」と苦笑いだった。