お笑いタレントの明石家さんま(69)が18日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演。今年2月に閉館する「新宿アルタ」の思い出を語った。
放送前、閉館に際してのコメント動画を収録していたというさんま。「新宿アルタ」は、かつてレギュラー出演していたフジテレビ「笑っていいとも!」を収録していた思い出の場所で「『笑っていいとも!』で、すごい芸能人たちが毎日のようにいて。俺は金曜日の担当だったんで。青春なんですよ、第2の。26歳で『笑っていいとも!』にレギュラーで入って。今、ちょうどドラマ『日本一の最低男』やってるけど、あれが俺のコーナーのタイトルなんです」と回想。「アルタ閉館の年に、その(タイトルの)ドラマを香取(慎吾)君がやってるというのが不思議な感じで」としみじみと語った。
また、1995年に番組を降板した際の裏話も明かした。「俺はディレクターとモメて辞めることになったんですよ。その前までちょこちょこみんな辞めてらっしゃって。俺もそのDに対して腹が立って辞めるってなったら、タモリさんは辞めてほしくなかったみたいで。それで、直接言ってくれりゃいいのに、夜中にタモリさんが酔っぱらって事務所に電話かけてきて。“タモリだけど…なんで辞めるんだよ”って」と司会を務めていたタモリから引き留める電話がかかってきたという。
そのタモリの電話をとったのは当時事務所で寝泊まりしていた村上ショージだったが「こいつ、タモリさんが事務所に電話してくるわけないと思って“うるさいんじゃ!ボケ!アホ!”言うて…」といたずら電話と勘違いして電話を切ってしまう大失態。村上は「絶対言うてないと思うんですけどね…タモリさんに聞きましたけど。タモリさん酔うてたんですよ?」とタジタジ。
電話があったことを聞いたさんまは翌日「本当にタモリさんだったらエラいことやと。“昨日、電話おかけになりました?”って聞いたら、かけたよって。俺の目を見ずにね…“怒られて、切られたよ”って。それが最後」とかなり気まずい思いをしたことを明かした。
「とにかく思い出がいっぱいあって。当時のガードマンの方が今も俺と木村(拓哉)の現場に来てくれたり、そういうのがあって」とアルタでつながった縁が現在も続いているといい、「今日撮った映像はアルタのビジョンで流れるらしい。毎日かなあ?俺、(新宿駅)東口に毎日行ってしまいそう」と語って笑いを誘った。