三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(35)が日本ラクロス公式アンバサダーに就任し、18日、東京・味の素スタジアムで行われたラクロス全日本選手権大会で就任式に臨んだ。「自分というフィルターを通して、少しでも多くの方々に知っていただけるような活動を一生懸命頑張っていきたい」と、2028年のロサンゼルス五輪で追加競技として採用されたラクロスを盛り上げていく。
高校時代にラクロス部に所属し、U―19日本代表候補に選ばれたほどの腕前。アンバサダー就任には「学生時代に熱を注いだスポーツに再び携われるのは光栄でしかない」と笑顔がはじけた。フィールドに足を踏み入れるのは高校3年時の引退試合以来といい「懐かしい気持ちと凄く高ぶった気持ち」と喜んだ。アンバサダーとして受け取ったクロスを軽やかに扱ってみせると、会場からは黄色い歓声が上がった。
中学3年間はバスケットボール部に所属し、ラクロスを始めたのは高校から。その動機を、当時は高校にラクロス部があることが珍しく「人と同じスタートラインで始められるスポーツをやればレギュラーが獲れるんじゃないのか、というやましい気持ちがあった」と明かし笑いを誘った。高校生ながら大学リーグに参加し、大学生相手に必死に戦っていたことをしみじみと振り返った。
追加競技として採用されたロサンゼルス五輪の前には、26年に女子、27年に男子の世界選手権がともに日本で開催予定。岩田は「どんどん盛り上がっていくことは確定しています。もっともっと認知を広げて人気スポーツに押し上げていけるような数年間を歩めたら」と意気込んだ。