阪神のドラフト4位・町田(BC埼玉)が「走れる捕手」の意識を高め、球団初の捕手による「2桁本塁打&2桁盗塁」への意欲を燃やした。鳴尾浜球場で110メートルハードルでシドニー、アテネ五輪に出場した筑波大・谷川聡准教授からランニング指導を受け、体の軸、腹圧などを意識しながらの走り方を吸収。セールスポイントの強肩強打に加え「絶対武器になるはす」と走力アップで1軍定着を目指す考えだ。
「感覚的にも足が軽くなるというか、速く動ける感じになった。打撃や守備にもプラスになると思う」
50メートル走6秒2を誇るも、独立リーグ時代はほとんど盗塁にチャレンジすることはなかった。ヤクルト・古田敦也が93、99年と2度記録した「2桁本塁打&2桁盗塁」への挑戦が1軍への道を切り開くことにもつながる。谷川准教授も「これは全然違うという感じで受け入れてくれた」と走る意識を認めた。 (鈴木 光)