昨年の秋季北海道高校野球大会を制し、第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)出場を確実にしている東海大札幌野球部の2年生27人が18日、北海道札幌市内でスケートトレーニングを行った。
遠藤愛義監督(40)はスケートが内転筋や体幹強化につながると、北海道の環境も生かしたトレーニングの狙いを明かす。昨オフも室内リンクで1度行ったが、屋外では初めて。冬季間は室内練習が続くだけに、久しぶりに快晴の屋外で体を動かした。慣れない氷上に転倒続出も笑顔が絶えず、苫小牧市出身の宮崎泰地内野手(2年)は「(苫小牧市は)アイスホッケーが盛んな地域で小さい時から小学校の授業でやっていたので得意。スケートは下半身の体幹の強さが磨かれる」と仲間をサポートしながら1周400メートルのリンクで周回を重ねた。
24日には出場校選考委員会が行われる。人生2度目のスケートで「数え切れないぐらい転んだ」と笑った山口聖夏主将(2年)は「みんなモチベーションは高い。楽しみです」と“春”を待ち望んだ。