ヤクルトやソフトバンクでも活躍した元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏(45)が、19日までに自身のYouTubeチャンネル「イガちゃんねる~五十嵐亮太の人生は旅だ~」を更新。MLBドジャースとマイナー契約が合意した佐々木朗希投手(23)の今後の課題について言及した。
今回の動画では「佐々木朗希投手がドジャースとマイナー契約合意!ドジャースの夢の先発ローテションを徹底解説」というテーマで、フリーアナウンサーの山本萩子をゲストに招いてトークした。
ロッテからポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指していた佐々木が17日(日本時間18日)、自身のインスタグラムを更新。ドジャースとマイナー契約を結んだと投稿した。
五十嵐氏は、佐々木がドジャースを選んだ決め手となった“ドジャースの育成システム”と推測。「メッツでやってた時に一緒にプレーしていた選手がドジャースに行って良くなったんですよ。他のメジャーの試合を見ていても、ドジャースに移籍して良くなる選手が多いんですよ。選手の能力を引き出す方法をドジャース陣営が持っていると思う。佐々木投手が行きたくなるのも分かる気がする」と説明した。
そしてメジャー挑戦で今後の大きな課題として“ピッチクロック”を挙げた。「日本は時間制限が無い中で、ある程度の間をととのえて投げれるんですけど、ピッチクロックによって自分の間で投げられず急いだりして、力みや疲労が溜まってきた時に上半身に頼ってしまって結果がついてこない。ケガのリスクも高くなる。だからピッチクロックの対応が難しいと思う」と解説した。
さらには「日本でのイニング数から一気に増えることによってケガのリスクは高くなる。あとキャンプで、ボールの違い、マウンドの違い、気候に対応するところから始めないといけない。気候が乾燥している所と湿気が多い所ではボールの感覚も違う。ボールが違うと日本と同じように投げられない可能性がある」とメジャーに順応することが重要だと語った。