メジャー初安打が満塁本塁打となったダニエル・カマレナ投手(32=パドレス傘下マイナー)が現役を引退し、コーチに就任すると19日までに米メディア「サンディエゴ・ユニオントリビューン」が報じた。
左腕のカマレナは21年にパドレスでメジャーデビュー。同年7月8日のナショナルズ戦では3回6失点だった先発・ダルビッシュの後を継ぎ、2番手で登板。4回に2点を失い傷口を広げたが、その裏、2-8の2死満塁で難敵シャーザーから右翼へ満塁本塁打を放った。
投手がメジャー初安打を満塁本塁打で飾るのは、1898年のビル・ダグルビー(フィリーズ)以来123年ぶりだった。
また、この日、傘下3Aエルパソから再昇格したばかりで、同僚の加藤豪将からバットなどの用具を借りてきたそうで「シャーザーが相手で夢中だった。ゴウスケ(豪将)、サンキュー」と試合後に語った。
同年以降はマイナー生活が続き、昨季は5チームで計32試合に登板し、防御率7・74だった。
同メディアによると、カマレナはパドレスのマイナーで投手コーチに就任するという。