◇NFL AFCディビジョナルプレーオフ チーフス 23-14 テキサンズ(2025年1月18日 カンザスシティー)
史上初のスーパーボウル3連覇を狙うAFC第1シードのチーフス(西1位)がホームで第4シードのテキサンズ(南1位)を23-14で破り、7年連続でカンファレンスチャンピオンシップ(26日)へ進出した。TEトラビス・ケルシー(35)は第4QにQBパトリック・マホームズ(29)のパスでTDをマークするなど、7本のレシーブで117ヤードを獲得した。
ケルシーと交際中のシンガー・ソングライター、テイラー・スウィフト(35)は試合開始約2時間前にはスタジアム入り。白黒のツイードジャケット姿で、ベルトからイヤリングまでシャネルでまとめ、ケルシーの家族や女子バスケットボールWNBAのスター選手、ケイトリン・クラーク(22)らと観戦。ケルシーのTDでは飛び上がって喜んだ。
ケルシーはいずれもNFL記録となるプレーオフ(PO)14試合連続70ヤード以上のレシーブ、15試合連続5回以上のパスキャッチをマーク。自身が持つPO通算レシーブ記録を172回に伸ばし、POでは9度目のレシーブ100ヤード以上達成で殿堂入りのWRジェリー・ライス(元49ersなど)の8試合を抜いた。ライスが持つPO記録の通算レシーブ獲得2245ヤードまで225ヤード、22TDまでは2TDと迫っている。
ポストシーズンに強さを見せるケルシーは「フィールドに立つなら常に何かを証明しなければならないと思う」と話し、第1シード獲得で他チームより1週間長くなった準備期間で「全員がこのような試合に備える方法を探してきた。今日は全力で試合に臨めたのでよかった」と振り返った。3年連続スーパーボウル出場へ向けて、AFCチャンピオンシップでは第2シードのビルズ(東1位)か第3シードのレーベンズ(北1位)と対戦。「今夜は勝利を楽しむけど、すぐにAFC決勝がある。3連覇へ避けては通れない」と気を引き締めていた。