◇NBA・Gリーグ ハッスル129ー123レジェンズ(2025年1月18日)
NBAグリズリーズ下部組織メンフィス・ハッスルの河村勇輝(23)が、18日(日本時間19日)のテキサス・レジェンズ戦に先発出場。25年Gリーグ初出場で4本3Pシュートを含む20得点4アシストの活躍を見せた。チームは延長戦の接戦を制して2連勝を飾った。
河村は年明けから左肩痛で欠場が続いていた。グリズリーズは、4日(同5日)のウォリアーズ戦の故障者リストで「左肩鎖関節のねん挫」と明かした。重傷も心配されていたが、6日(同7日)の本拠地マーベリックス戦から復帰してベンチ入りすると、初の第1Qから途中出場を果たした。その後はグリズリーズでの同行が続いていた。
この日は25年初めてのハッスルでの試合となった。スタメンに名を連ねた河村は、第1Q残り10分13秒に右コーナーから3Pシュートを決めてこの日初得点。残り9分25秒にも右ウイング付近から3Pシュートを決めた。残り3分51秒でベンチに下がった。
第2Qはスタートから出場。残り8分56秒に右コーナー付近からこの日3本目の3Pシュートを決めた。残り7分32秒に一旦ベンチに下がったが、残り3分12秒から再びコートに立つと、残り2分36秒に味方の3Pを演出してこの日アシストを決めると、残り1分21秒にもアシストを決めた。残り56秒には速攻からレイアップシュートを決めて、前半の時点で2桁得点に乗せた。
第3Qも開始からコートに立つと、残り8分34秒で相手の反則を誘い、フリースローを決めて後半初得点を挙げると、残り6分41秒で一旦ベンチに下がった。残り2分9秒から再び出場すると、残り55秒にドライブインから相手の反則を誘い、フリースローを決めた。
第4Qも引き続き出場。残り10分2秒で右ウイング付近から3Pシュートを決めると、残り9分42秒にはフリースローライン付近からジャンプシュートを決めた。
残り9分7秒には左サイドからドリブルで侵入。そのまま左コーナーにいる味方にノールックバックビハインドパスでアシストを決めてファンを大熱狂させた。
残り7分26秒に一旦ベンチに下がった。残り3分2秒から再びコートに立ったが得点には絡めなかった。
121ー121の同点で延長戦突入。最後Q終了時のスコアに7得点加えた「ファイナル・ターゲットスコア」方式の延長戦にも引き続き出場した。127―123の場面で河村は右サイドからドリブルで侵入。ゴール下にカッティングしてくる味方にパスして“決勝アシスト”を決めて2連勝に貢献した。
河村は33分出場でチーム最多20得点4アシスト1リバウンド1スティールをマーク。シュートは13本試投で6本成功。3Pシュートは9本試投で4本成功した。
チームは78―74とリードして前半を折り返した。しかし第4Qに同点に追いつかれて延長戦に突入。延長戦で接戦に競り勝って2連勝を飾った。