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朝青龍のおい天狼星「早く番付を上げられるように…」 新序出世披露 武蔵丸のおい光武蔵は「うれしい」

スポニチアネックス 2025年1月19日 14時51分

 ◇大相撲初場所8日目(2025年1月19日 東京・両国国技館)

 日本相撲協会は19日、新序出世力士11人(再出世4人含む)を発表した。三段目取組の途中で、今場所前相撲を取った新弟子7人が化粧まわし姿でしこ名、出身地、所属を紹介され、館内から拍手と声援を受けた。

 元横綱・朝青龍のおい天狼星(てんろうせい、18=錣山部屋)は兄弟子の小結・阿炎(30=錣山部屋)の化粧まわしを着用。前日に阿炎に頼んで借りたといい、「気持ちいい。早く自分のものをつけてみたい」を笑顔で語った。

 前相撲では初土俵で武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)のおい光武蔵(19=武蔵川部屋)から白星を挙げるなど躍動。「今まで稽古してきたことが生かせたと思う」と手応えを口にした。いとこは大関・豊昇龍(25=立浪部屋)。周りからの注目度も高いが、「プレッシャーはあるけど、プレッシャーの中で勝つのが大事」と力を込めた。

 嫌いな食べ物は梅干し。「すっぱいから」と理由を語り、肉については「肉だったら何でも好き」と話した。春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)で序ノ口の番付にしこ名が載る。今年の目標は幕下昇進。「序ノ口から早く番付を上げられるように頑張りたい」と見据えた。

 光武蔵は師匠の武蔵川親方の化粧まわしを着用した。前相撲では武蔵川親方の現役時代をほうふつさせる突き、押しを披露。「楽しい。場所も土俵も稽古場と違う。勝った後はうれしい」と語った。

 高校まで打ち込んだアメフトではDTを担った。パスプレーでは相手QBへ圧力をかけ、ランプレーでは中央突破を防ぐ。瞬発力を求められるポジションでハワイ3位に輝いたという。23年8月に来日し、「厳しい」と語る稽古や日本語の勉強に励んでいる。春場所で番付にしこ名が載ることについては「うれしい」と満面の笑みを浮かべた。

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