俳優の迫田孝也(47)が18日放送のTBS「人生最高レストラン」(後11・15)にゲスト出演。超大物映画監督との思い出を明かした。
鹿児島県鹿児島市出身の迫田は忘れられない味として、奄美大島で食べた鶏飯を挙げた。「これは僕の原点になったんですけれども、俳優を目指すきっかけになったのが奄美大島なんです」と打ち明けた。
「夏休みに僕の同級生の親戚が奄美大島に出身で、そこにちょうど山田洋次監督御一行さまがバカンスに来られてたんですよ。スタッフさんたちを連れて」と回顧。「その時僕はご親戚のうちにお世話になりながら、そこが経営するホテルとかでアルバイトをしながら、せっかくだから相手してやってくれって言われて。山田監督たちのクルーと遊びながら。ご飯食べながら」と続けた。
自身も山田作品は見ていたとし、現場の裏話や撮影の仕方の話を聞くと「スタッフさんたちが凄くキラキラして、輝いて見えて」と迫田。「僕もこの人たちと働きたいと思ったところからのスタートだったんですよ」と懐かしんだ。
山田監督は奄美大島を訪れると、必ず船で加計呂麻島へと出かけ、ペンションでバーベキューなどを楽しんでいたという。当時の山田監督一行と迫田が写った集合ショットが紹介されると、朝日奈央はタンクトップで日に焼けた迫田の姿に「イケイケ~!」などとツッコミを入れた。
その後上京し、芸能界に入ったが、山田監督に再会できたかと問われると「しました、しました」と迫田。「ずっと機会なかったんですけどね、『母と暮らせば』っていう、二宮(和也)さんの映画で、初めて作品をご一緒しまして。本当に感慨深かったですねえ」と目を細めた。
当時は30代半ばだったと言い、山田監督には奄美大島で出会ったことを伝えたとしたものの「あんまりよく分かってなかったです」と苦笑いで振り返った。