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岸博幸氏「私、久々に頭きました。論外」 米企業トップの“ブチ切れ”日本批判に怒りあらわ

スポニチアネックス 2025年1月19日 16時29分

 元経産官僚で経済学者、慶大大学院教授の岸博幸氏(62)が、19日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演し、米大手企業トップの日本批判発言に率直な思いを語った。

 米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスのゴンカルベス氏は会見で、日本製鉄によるUSスチール買収の件に触れ、「中国は悪い。中国は邪悪だ」と中国をやり玉に上げつつ、「しかし日本はもっと悪い」などと語気を強め糾弾。「1945年から何も変わっていない」と、第2次大戦時の日本政府を引き合いに批判した。こうした発言について、見解を問われた林官房長官は「個別企業の経営者の発言の逐一について、政府としてコメントすることは差し控えたい」と返すにとどめた。

 岸氏は「正直言ってこの発言は私、久々に頭きました。論外です」と、ゴンカルベス氏の発言を痛烈批判。「もっと政府は怒るべきです」と、スルーを決め込んだ日本政府の対応にも首をかしげた。

 岸氏が問題視したのは、感情に任せた発言の数々。「だって、“Japan is evil”、日本全体が悪って言っているんですよ。これはちょっとあり得ません」。企業のトップとは思えないブチ切れぶりにも、「普通アメリカの企業の経営者って、公の場ではもうちょっとちゃんと普通の上品な表現を使うんです。それを“1945年から何も学んでいない”とか、ひどいことを公の場で言うCEO、私はあり得ないと思います」と問題視していた。

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