日本代表の森保一監督(56)が19日、熊本市内で取材に応じ、3月の26年W杯北中米大会アジア最終予選に向けて欧州視察する予定であることを明らかにした。今月末に渡欧し、約3週間の滞在で海外組の状態をチェックする。「コーチ陣とローテーションしながら、常に誰かが見られる環境づくりをしていく」と話した。
この日は前日18日に続き、日本協会主催の指導者向け研修会「フットボールカンファレンス」に登壇。影山雅永技術委員長らとディスカッションを行い、国内のレフェリングの基準や選手との向き合い方について持論を語った。
全国から会場に集まった約500人の指導者を前に、森保監督らしい感謝の言葉も欠かさなかった。
「日本代表は世界の舞台で、同じ目線で戦える力を付けてきた。選手たちの努力があってこそですが、その前に“選手のために”“日本サッカーの成長のために”と指導者の方々が頑張ってきたからこそ、世界の舞台で戦える選手が増えてきた」。その上で「日本は必ず世界一になれる時が来る」と熱弁。「最短で2026年のW杯優勝を目指し、皆さまと一緒に頑張っていきたい。日本人はやればできるということを共有できるように、日本人が日本に誇りを持ってもらえるようにベストを尽くして戦っていきたい」と共闘を呼びかけた。