4人組ロックバンド「GLAY」が19日、横浜アリーナで30周年イヤー記念ツアー千秋楽を迎えた。1万2000人が熱狂した。
「オッケー!横アリ!行くぞー!」。ボーカルTERU(53)のシャウトで、開演前から充満していた期待感が一気にはじけた。バンドの歩みを描いた「BRIGHTEN UP」のほか、昨年25年ぶりに出場したNHK紅白歌合戦でも披露した「誘惑」などヒット曲も連発した。
「GLAY EXPO」を掲げ、デビュー日と同じ昨年5月25日から始まった30周年イヤー。伝説の20万人ライブを再現したベルーナドーム公演が話題になったが、今月24、25日にはツアーの追加公演で地元・函館に凱旋、6月には10年ぶりの東京ドーム、京セラドーム大阪公演が控えており、勢いは衰えない。
ライブ終盤には人気漫画「ONE PIECE」の尾田栄一郎氏が描き下ろしたイラストを使った4月発売のベストアルバムのジャケット写真を公開。力強さと貫禄を感じるイラストだ。大冒険はまだまだ続く。TERUは「40、50周年と一緒に歩んでいこうぜ!この夢は絶対に終わらせないぞ!」と誓い、ステージを後にした。(高原 俊太)