エジプト出身のタレント、フィフィ(48)が20日、自身のSNSを更新。タレントの中居正広(52)の女性トラブルに関し、17日にフジテレビの港浩一社長(72)らが臨時の定例会見を開いたことに言及した。
会見の中で港社長は、トラブルを2023年6月の発生直後に認識していたと説明。しかし「公にせず、他者に知られず仕事復帰したいという女性の意思を尊重し、心身の回復とプライバシーの保護を最優先に対応した」といい、多くの人間がこの件を知る懸念があることから、中居への正式な聞き取りは行わなかった。
また、今後、第三者が入った調査委員会を立ち上げることを発表し、自らもその調査対象になっていることを明かした。「週刊文春」でフジテレビの現役女性アナウンサーがトラブルへの関与が疑われている幹部社員の設定した、中居との会食に同席させられたと告白したことについては「そういうことはなかったというふうに信じたい」「全くないと私は思って信じております」と繰り返した。
ただ、会見では「回答は控える」を連発。また、映像撮影禁止、ウェブ媒体や週刊誌の参加は認めないなど、制限を設けたフジテレビの姿勢にも批判が集まっている。会見以降、スポンサー各社が同局へのCM出稿を取りやめる状況になっている。
会見は、2月下旬予定だった定例会見を前倒しにする形で行われた。定例会見は在京の一般紙とスポーツ紙、通信社によるラジオ・テレビ記者会向けだが、この日はNHKと在京民放キー局の記者がオブザーバーとして参加。それでも報道陣は合計19社33人。騒動の大きさを考えると小規模な会見だった。
フィフィは「とんでもないトラブルを起こした事を知った後も、テレビ番組で起用し続けるその姿勢、まともじゃないね。今もこぞって多くの芸能人がこの件については口をつぐんでいますが、それこそがこの業界の怖さを反映しています。真っ当な意見ができない…情けないですが、外圧が無いとこの体質は変わりません」と自身の見解をつづった。